
夫婦であれば、いつまでも円満に過ごしたいですよね。
しかし、長く一緒に過ごせば夫婦の関係性も変化が少なからずあります。
そのなかで『ずっと円満で居続けるのは難しい』と感じることも少なくないですよね。
では『何年経っても円満に過ごせる夫婦』と『円満に過ごしにくい夫婦』の違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、5年間の共働きで夫婦円満について試行錯誤してきた私たちの実際の経験から
- 5年間の共働き生活のなかで学んだ夫婦円満の秘訣
- 夫婦円満を続けるために避けたいこと
について解説していきます。
目次
5年間の共働き生活のなかで学んだ夫婦円満の秘訣
私達が5年間の夫婦生活のなかで気づいた円満の秘訣は以下の7つです。
・シンプルに一緒にいる時間を増やす
・共通のテーマに取り組む
・主導権をどちらかだけに偏らせない
・家事は不満のないように分担する
です。
それぞれ順番に解説していきます。
相手の価値観を尊重する
まず第一に大切なことはパートナーの価値観を尊重することです。
『価値観を尊重しよう』とすることでパートナーの視点にたって気持ちを整理することが出来ます。
パートナーの価値観を尊重できないと自分の価値観を相手に押し付けてしまいます。
結局それはどちらかが『自分の思い通りにしたい』というエゴになってしまいますよね。
自分にも拘りがあるようにパートナーにも『こうしたい』という価値観があります。
人それぞれ生きてきた背景や経験によって培ってきた価値観が違いますよね。
相手と違うと分かっていて、自分と同じ価値観を強要してしまうと苦しくなります。
『価値観は違って当たり前』ぐらいに構えていればお互いにストレスなく生活することができるのではないでしょうか。
『同じ部分もあるし違う部分もある』ということを頭に入れた上でお互いの考えを尊重し、すり合わせていくのがベストです。
シンプルに一緒にいる時間を増やす
意外と見落としがちなのが一緒に過ごす時間の大切さです。
人は『一緒にいる時間が長い』だけで自然と好意を持つようになるのです。
逆にいえば一緒にいる時間が短いだけで心が離れやすくなるとも言えます。
一緒にいる時間を増やすなら
- 共同作業を増やす
- 食事は一緒にとる
- 寝室は一緒にする
といったことだけでも一緒にいる時間を増やすことができます。
仕事の都合などで生活リズムがバラバラな場合も、
- 休日は一緒に過ごす
- 一緒に買い物や散歩に行く時間を作る
など、事前に決めるなどして二人の時間を増やしてみてはいかがでしょう。
もちろん束縛し合うのは良くないので、お互いに居心地の良い距離感を見つけることが大切です。
チーム意識を持つ
単なる夫婦だけではなく、『チーム』として意識するのも大切です。
チームというと堅苦しい気もするかもしれません。
しかし、パートナーに対する尊重や礼儀を忘れない上ではチーム意識は重要です。
個人ではなく、「夫婦」や「家族」といった1つの単位で自分たちを捉えるように考えます。
具体的な考え方として
- 自分たちは将来どのような生活スタイルを築きたいのか
- 理想の生活スタイルを手に入れるためには、それぞれ何をすれば良いのか
といったようなことを話しあったりします。
チーム意識を持つことで一体感が生まれ、2人の距離が離れにくくなります。
共通のテーマに取り組む
チーム意識にも繋がることですが、夫婦で何か一つのテーマに取り組むのも1つのアイデアです。
テーマと言っても難しいことではありません。例えば
- 旅行の計画を立てそれに向けて貯金する
- 共通の趣味に取り組む
- 引越しや模様替えなど、理想の生活空間を一緒に作ってみる
といったような共通の課題を設けます。
このように共同で課題に取り組むことで夫婦の絆が深まることに繋がります。
主導権をどちらかだけに偏らせない
家庭によって考え方は異なるかもしれませんが主導権をどちらかだけに偏らせないのも大事だと私たちは考えます。
なぜなら主導権がどちらかに偏ってしまうと、支配的になったり、依存的になったりするからです。
それにより、関係性が凝り固まってかえってストレスが溜まりやすくなってしまいます。
初めはお互いに過ごしやすい関係性で良いかもしれませんが、徐々にそれが負担になってしまうと感じることがあるでしょう。
凝り固まった関係性を避けるには二人で意見を出し合ったり、協力したりしながら進めていくことがおすすめです。
適度に喧嘩をする
これは賛否両論あるかもしれませんが、適度に喧嘩をするのも時には必要です。
一般的には『喧嘩をしない夫婦』の方が円満に思えるかもしれません。
ですが実は喧嘩をしない夫婦は心のなかでフラストレーションを抱えている場合があります。
少しでも不満があれば、こまめに吐き出す方がパートナーに対して大きな爆発を起こさずに済みます。
またきちんと自分の意見や主張が言えるということは相手を信頼しているからこそでもあります。
喧嘩をすることによってお互いに改善しなけばならない点に気づくことができ、より円満な関係を築くことに繋がります。
もちろん譲れない部分もあるでしょう。
ですがお互いの意見を尊重することでかえってお互いにストレスを少なくするこができます。
家事は不満のないように分担する
『家事』はお互いに不満のないように予め分担しておくのも大事です。
家事は女性がメインで行っている家庭が多いのではないでしょうか。
ですが共働きともなると、女性が一人で家事をこなすのはとても大変です。
私たちは同棲をし始めた当初、家事の分担については曖昧でした。
片方が積極的に家事を行えば、もう片方がそれに甘えてしまう部分もあり、負担が偏ってしまうことでよく揉めていました。
そこで学校のように家事を当番制にすることにしました。
- 項目を洗い出し、負担が半々になるように分担する
- 週ごとの交代制にする
もちろん体調不良や用事がある際は臨機応変に対応します。
ですがこれを始めてから揉めることもなくなり、むしろ互いに気を遣い合うようになりました。
家事にストレスを感じている人には当番制がおすすめです。
夫婦円満を続けるために避けたいこと
夫婦円満を続けるためには、するべきことと同時に避けたいこともあります。
それは
・価値観を押し付ける
・感謝の気持ちを忘れる
・独断で物事を進める
といったことです。
こちらもそれぞれ解説していきます。
家庭の優先順位を下げる
夫婦円満でいるために最初に避けたいことは、家庭の優先順位を下げることです。
共働きともなると、
・生活リズムがバラバラになる
・仕事でプライベートの時間が取られる
などが要因で家庭で過ごす時間が疎かになりがちです。
さらには休日でも『仕事の付き合いで出かける』などということもあるかもしれません。
しかし一緒に過ごす時間が短くなればなるほど、すれ違いが起きやすくなるのも事実です。
また片方は一緒に居たいと思っているのに、もう片方が仕事メインになってしまっていると、やはり不安や寂しさから心に溝ができてしまいがちです。
なかなか一緒に過ごす時間が取れていないな、と思う人は、あえて一緒に過ごす時間を取ってみるようにすると良いかもしれません。
価値観を押し付ける
価値観を押し付けるもの避けたいポイントです。
これはついついやってしまう人も多いのではないでしょうか。
『相手への不満』や『自分が正しい』という思い込みから、特に夫婦間では相手に自分の価値観を押し付けてしまいがちです。
ですが先述にもあったように、同じ価値観という人はなかなかいません。
多少は意見を主張しつつも、互いの価値観を尊重する余裕を持つのも夫婦円満には大切なことです。
譲れない部分があるのなら、それも踏まえた上で出来ることはないか、と別の方法を探っていくようにします。
そうすることで思いの外良い方法が見つかることがあります。
感謝の気持ちを忘れる
感謝の気持ちを忘れないようにするのも夫婦円満の秘訣です。
これも当然のことのようでなかなか難しいのではないでしょうか。
毎日一緒にいると、何もかもが当たり前になってしまいがちですよね。
最初は何でも相手がしてくれることに喜んでいたのに、徐々に何も感じなくなってしまった…そんなことはよくあることです。
ですが感謝を忘れないことが一番大きなポイントだと思います。
人は何か1つでも感謝できるところを見つけられるようになると、脳は自然とそれをどんどん見つけてくれるようになります。
相手に感謝することで自分も優しく接することができるようになり、夫婦円満に繋がります。
また感謝の気持ちを持っていれば、相手に多少の不満があったとしても許せるようにもなります。
独断で物事を進める
独断で物事を進めるのも多くの人がやりがちで、かつ避けたいことの1つです。
独断で物事を進めてしまうことは、パートナーの信頼を大きく損なうことになりかねないからです。
特に何かトラブルがあった場合、後から「あの時相談していれば…」と考えても取り返しのつかないことがあります。
問題がなかったとしても、やはり事前に一言相談がないとなると、相手は信頼してもらえてないと感じてしまいます。
大きな物事を決めるときほど相手には必ず伝えるようにしたいものです。